写真と動画でつづる山と山以外

山に登ったり、登らなかったりします!

夏の思い出3屏風岩

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夏の思い出3
屏風岩に登ったり周りをウロウロしたりしたこと


夏に憧れていた前穂高の屏風岩に登ったんだけど
屏風岩は、屏風の頭まで抜けると泊まり装備が必要になるので装備が重くなる。
だから皆終了点まで登ったらそのまま懸垂下降して帰る人が多い。
でも自分はどうしても頭まで抜けたい。
でも重いのもやだ

ということで軽量でクライミングが出来、しかも屏風の頭にも抜けられるという我儘プランを実現させたいと思い
事前に荷物を屏風の頭にデポしにいくという大層なことを、登攀の10日前に行ったりしたのでした。
(ふつうはそこまでする人はあんまりおらんのですけど、思い入れが強かったので…)

これによって、屏風岩を一日で抜けて、屏風のコルで一泊するという計画。

このとき、屏風に登ること自体は断られたけど、Tさんがわざわざこの荷物を置きに行くという地味な山行にお付き合い下さり、一緒に登って下さったのには本当に感謝でした。

思えばTさんにはいろんな山によくお付き合いいただいた1年(というかここ数年)であった。。

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で、Tさんと登った屏風の頭(を屏風の耳から望む)

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屏風の頭から見える涸沢


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屏風のコルに荷物をデポして、パノラマ新道を涸沢の方へ歩くが
パノラマ新道ははじめて歩いたけど、けっこう悪い道でした。

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雪渓があり、アイゼンで渡る。
この雪渓は9日後くらいに訪れた時には消えていた。

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涸沢小屋でラーメンとかおでんとかをいただきました。

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涸沢で一泊して翌朝下山。

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帰りは横尾谷を通って、今回登る屏風岩を観察。

屏風岩を拡大↓

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このあと、アプローチもつめてわざわざ確認にいった。




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ところで、けっきょく屏風岩登攀当日は天気の関係で日程が繰り上げになり、けっきょく屏風岩の途中で寝る日程になってしまった。
なので、けっきょく荷物は重いわ、荷揚げした物も無駄になるわで
あれだけ苦労してあげた水も1リットルくらい捨てるハメになってしまった。
とほほ

でもまあ、それも良い思い出になった。

↓その時の動画





9日後、今度はアワアワのだんなと再び横尾へ。
いよいよ屏風岩を登る

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ふたたび氷水のような冷たさの川を渡渉する。。
アワアワさんあまりの冷たさに悶絶。


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1ルンゼの押し出しをつめると屏風岩東壁が見える。
黄色い線が今回登ったT4尾根と雲稜ルートです。


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T4尾根1ピッチ目終了点から1ルンゼ押し出しを見下ろす。

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T4テラスから雲稜ルート1ピッチ目を見上げる。

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いきなりとんで2ピッチ目終了点

1.5畳くらいの広さの扇岩テラスで一夜を明かす

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また写真はとんで5ピッチ目(登りながらだったのでそんなに写真が撮れなかった。。)


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藪漕ぎ(といっても足元にしっかりした踏み後がある)で屏風の頭まで

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屏風の頭まで抜けて感動!

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せっかく荷揚げしたのに無駄になってしまった荷物を掘り起こした。
合掌。。

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パノラマ新道のほうから屏風の頭を振り返る。

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涸沢でひとやすみ

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帰り道、横尾谷から屏風岩を見上げて余韻にひたりました。


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今回登ったルート

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そしてこれが持って行ったつもりで忘れていたウイスキー

これを忘れたために扇岩テラスでとても寂しい気持ちになった
(アワアワさんにすごく批判された)
合掌。


屏風岩に登ったときの動画↓







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日程を1日早めた関係で、余った日は霞沢岳に登った。

ということで前から一度行ってみたかった徳本峠小屋。

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霞沢岳に登るAさん御一行に追いついて、途中で合流させてもらった。

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霞沢岳は良い山でしたが天気が悪いのと、道のりが長くしんどい山だった。
Aさんパーティーとワイワイ登り、楽しかった。

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この山行中、扇岩テラスで寝袋一貫で寝たため、カメラが湿気でやられたのか
紫の変な線が入るようになって壊れたしまったのでした。


それも含めて、この夏の楽しかった思い出。