写真って
6月のおわり
梅雨のあいだに祖父が亡くなって、急遽広島に帰る。
出来てから初めて見ました。
お通夜では、久しぶりに親戚や家族が揃って、なんだか良かった。
それで、おじいちゃんの昔の写真をたくさん見せてもらったけど
すごくよい写真がたくさんありました。
家族と写った写真がいちばん印象に残ったけど、ここには載せられないので
昔やっていたという猟の写真。
おじいちゃんが飼っていた猟犬はたくさんいたそうですが
母や叔母の話では、Z(ゼット)という犬が最も賢く、トロフィーとともに写っているのはZなのではないかということでした。
他にもたくさん猟犬が生まれて増えたそうですが
レイクという犬は、Zと同じくらい賢く優秀な犬だったけど、
血統が悪いということで
いつも大会にはZが連れて行かれて、賞をとるのはZだったとか。
(血統も大会に必要な要素らしい)
また、レイクは控えめな性格だったけど、Zは負けん気が強くて、自分以外の犬を連れて行こうとすると、自分を連れて行け、と激しく吠える様な犬だったそうな。
あと「ドル」という名前の犬がいたのだそうで、「あの犬は馬鹿だった」と母や叔母二人が口をそろえて言っていた。
ドルは、さいごに泡をふいて死んでしまったのだそう。
それで、けっきょく何が言いたいかというと
写真ってよいものだな。っていうことです。
上の写真はすべて趣味を撮った写真だけど、ほんとうに良いなと思うのは、家族を写した写真。
写真を撮ったって確かに何にもならないけど、それを自分や他人が見返したときに
そこにそういう人がいた、そういう物があった
っていうことを、思い出したり、想像したりできる。
写真の構図とか、題材とか、そんなものとは別の話で
ただの集合写真でも、なにげなく写した写真でも、その時その時を切り取った写真っていいものだなあ
大事な肖像なんだなあ
と、思ったのでした。