写真と動画でつづる山と山以外

山に登ったり、登らなかったりします!

MILLET ALL ROAD GTX(ミレー オールロード ゴアテックス)を買った。

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山岳会で毎年1月の始めに行われる恒例行事?、「積雪期比良全山縦走」というのがあって、今年はサボって宝ヶ池駅伝競走に参加したものの、来年はちょっと気合い入れて参加してみようと思ったのが今年1月のこと。

宝ヶ池駅伝)
http://blogs.yahoo.co.jp/tsuduno2000/44606854.html
(比良全山縦走隊に牛すじ大根を届けに行くの巻)
http://blogs.yahoo.co.jp/tsuduno2000/44624560.html
(一昨年のUさんと二人で行った全山縦走)
http://blogs.yahoo.co.jp/tsuduno2000/42673860.html
(入会したての頃参加した全山縦走)
http://blogs.yahoo.co.jp/tsuduno2000/38230978.html

はやいもので、また全山縦走の季節がやってきました。

全山縦走は、毎年すごい豪雪の中をスノーシューラッセルしながら歩くのですが、ともかく脚がすごい疲れます。
僕の場合は、特に太ももを上げる付け根の部分の筋肉が疲れて上がらなくなるのが常となっています。
ただでさえラッセルで脚が疲れるところ、重い冬靴にスノーシューを装着となるのでなおさら脚がしんどい。
そこで、軽量な登山靴を探していたのですが(僕は冬靴以外は登山靴を持っていないので)、登山靴なんて基本履かないのに定価で買うのはバカバカしいと思っていたところ…

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先日行った○○山荘のセールで定価¥19,950のところ、¥11,000で売ってたのがMILLET ALL ROAD GTXという靴。
安いと思って試着したところ、残念ながらサイズが大きいのしかない。
ところがまた別の日にスポーツ館ミツハシの別館?みたいなところのアウトドアショップに行ってみたところ、同商品が¥1,3900で売っていた。(あちこちで安売りされまくっているのか!?)
こちらはサイズがちゃんとある。
○○山荘より¥2,900も高いので「びみょ~…」と思って悩んだが、靴の作りが思ったよりしっかりしていて良かったことと、店内で試着して階段を上り下りしたりして散々試し履きしてみたところ(店員も苦笑です)、思ったより履き心地が良さそうだったので購入することにしました。

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ソールには「TRAXソール」なるものが使われていて「胡散臭いソールだ」と思っていたが、後から調べてみるとどうやらevolvのソールらしく、触ってみた感じ、「ねちゃっ」としているところがステルスソールを触った感覚に近く、なんだか思ったより期待出来るかもしれない。

ステルスソールとそうじゃないソールでは、苔の着いた岩や木の根っこなどで特に顕著に差が出る気がしますが、このTRAXソールは果たしてどうだろうか?(多分ダメだろうなぁ)

ソールの堅さは十段階で言うとこのくらい?
「柔らかい」・・・○・・・・・・「堅い」
勿論スニーカーやアプローチシューズよりは堅いソールです。
一般的な他のライトハイキングブーツと同等か、それより若干堅いくらいだろうか。
いわゆる「ハイキング向き」で、「岩稜向き」の堅いソールの靴ではありません。
アイゼンの装着にも向いてません(当たり前か)。
ただ、この柔らかさがもしステルスソールのようにグリップ性能から来ているものであれば、靴の性格は大きく変わってくるかもしれないけど。(そうだといいなあ…)

全体的に、靴のデザインや作り、履き心地、ソールの選択などから見て、どうも「アプローチシューズ」を意識したコンセプトで作られているんじゃないかと思えるんだけどどうなんだろうか?

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ところで、試着するときなどに登山ショップの店員さんが良く、「どういった山にお出かけですか(この靴をどこに履いてく気ですか)」という質問をしてきますが

これに対して「比良の雪山にスノーシューに行く」と言うと、予想どうり「この靴で雪山は行けませんよ」「あぶないですよ」なんて答えが返ってきました。
登山ショップの店員さんって、まあお客さんも十人十色だし立場的なものもあってか、だいたいカタログに書いてあるようなことしか言いませんね。(その他にも「一泊以上の登山ではもっとしっかりした靴じゃないと歩けませんよ。」とか言って、ガッチガチの重登山靴を勧めてくるなど。)

でも今回はあえて軽量靴でのチョイスです。
じっさい足が冷たすぎて歩いてられないということが、あり得ないではないですが、今までの感触から言って比良の雪山縦走では大丈夫だと踏んでいます。(もちろん、この靴でアルプス等の雪山は絶対行かないですが。)

もしかして誰かの参考になるかもしれないので、また試し履きの感触などをレポートしたいと思います。

それにしても、「ミレー」とか「ノースフェイス」の靴というのはどうもショボそうというか、良いイメージがありません。
ミレーはザック、ノースフェイスはウェアーというイメージで、靴は微妙…という感じです。