また来た尾道 その4 尾道本通り商店街

尾道のみどころというのは、大きくわけてふたつのゾーンに分かれている様に僕は勝手に思っているのですけど
まずやっぱり「尾道といえば」という風景の、坂道のゾーン。
そしてもうひとつは、その坂道を降りたところにある商店街のゾーンです。

この商店街というのが良くて、これは最近の動きなのかどうかわかりませんが
いい感じのお洒落なお店がぞくぞくと出来ているようなのです。
商店街自体はすごく古く、味のある商店街なのですが、その中に新しいカフェや飲食店などがうまく商店街の風景に調和してあちこちにオープンしています。

どうも尾道というのは、京都と似ているところがあるなと思っていましたが
こういう、古いものと新しいものとが共存、調和した、小さいけれど完結した楽しい箱庭のような世界観を持っているところではないだろうかという気がします。

そしてなんといっても尾道ラーメン。
これもあちこちに味が自慢のラーメン屋が点在してます。
（写真のラーメンはちょっと変わった「みやち」の「天ぷら入り中華そば」）

この雰囲気のよさ、尾道という町はこれからもっと注目されてくるんじゃないかなー、と勝手に予感しております。

写真に写っている犬は「ドビン」といって尾道のマスコット犬で、17年前から尾道に住みついているようです。
バーの人に「ドビンどうやったら会えますか？」とたずねると「いやあ、ドビンに会うのは無理でしょう。気まぐれだから」というようなことを聞いていたのですが
結局その翌日、三回もドビンに出会うことが出来ました。

このほか、同じく招き猫美術館のマスコット猫「小梅ちゃん」にも会え「はじめてで小梅ちゃんに会えたのは幸運ですよ」と言われました。
どうも今回の尾道行は、動物運が強かった様です。

商店街ではその日、作家　林芙美子の命日だということで「あじさい忌」というのをやっていました。