後立山連峰その8 鹿島槍ヶ岳

キレット小屋をあとにして、鹿島槍ヶ岳（かしまやりがたけ）へ登ってゆきます。
登っていてビックリしたのは、やたらとハエが多いこと。
すごいハエが寄ってきてそれを追い払いながら岩を登っていると、登山者のオジサンに会ったので「すごいハエ多いですね」と言うと、オジサンは「これはハエじゃなくてブヨだ」と言いました。

ブヨを追い払いながら、そのままおじさんと一緒に登頂しました。
鹿島槍ヶ岳を登ってみて驚いたのは、反対側の登山道がものすごい平らで歩きやすい登山道になっていたことでした。
それというのもキレットの側から登る登山道は岩を鎖やハシゴを使って登る様な、険しい登山道になっていたからです。

自分としては、「危険な登山道を越えて険しい山の頂に立った！」とでもいうような気分に浸っていたのですが
いざ登頂してみると反対側から日傘を差した登山者が悠々と歩いて登ってきたりしているのでした。

そんな二面性に、拍子抜けをしてしまった鹿島槍ヶ岳でした。