冬の北アルプス 五竜岳から唐松岳の縦走
1月の連休は、Tさんと槍ヶ岳へ行こう!と言っていたんだけど
急遽Tさんの中国出張が入ったとのことで直前に予定がホワイトアウト。
五竜山荘で一泊
真っ白に雪化粧する劔岳
双耳峰の鹿島槍ヶ岳
八峰キレットは雲の中。
五竜岳山頂
これからたどる稜線が見える。
テントを撤収して、出発前に気付けの一杯。
(酔っぱらうほど飲んでませんよ)
翌朝、ましな天気のうちにさっさと下山。
昨日登った五竜岳
人里まで下りてくると下界からのスキーヤーが登ってくる。
それが会う人会う人ぜんぶ外国人。(平日だったので)
でっかいスノボを背負って上がってきたさいしょに会った坊主頭のでっかい外国人が
「コニチハー!ゲンキデスカ!」
とでっかい声で挨拶してきて
こっちまで元気になりました。
今回お世話になった荷物
くたびれ、ここに捨て置いて帰りたくなった。
今回はよく考えてみると久しぶりの単独行で、ほんと数年ぶり下手すると5年ぶり以上くらいなんではないだろうか??
一人だと、自分の身体とひたすら向き合う。
登っている時に、五竜を眺めながら登って、身体がすごくよく動いて
ああーっ、自分の身体が、全身が、細胞が喜んでる!
というのをひしひしと感じ
喜びながら登ることが出来ました。(ちょっと大げさって思われそうだけど)
また、雪山の息をのむ様な美しさとか
はたまたプレッシャーとか
そういうのも誰とも分かち合うことなく独り占めとなるこの感じ。
なんだか山登りを始めた頃の、純粋な山の楽しさ、興奮というのを久しぶりに感じられて、とても満ち足りた旅となりました。
とはいえ雪山の単独行は周囲にやたら心配をかけてしまうのでほどほどにしようと思う。
(私の師匠Uさんが昔、「周りは危ない危ないって言うけど何がどの程度危ないかという実態はほとんどの人が解ってない」って言ってたもんだな。)
↓今回の動画:良かったらご覧ください。
今回の活動量計
1日目
2日目
吹雪の中を必死で歩いててふいに「今日の目標達成です!」と活動量計がお知らせしてくるので
「そらそうやろな。」
と冷静に思ってしまった。
カロリー、これだけ頑張ってもこれだけかー。
よく頑張りました!