バフフェイスでSさん特訓も成果なし
今までは自分がクライマーだと名乗るのは何となくはばかられ、人からクライマーと呼ばれると違和感を覚えていた(時にはいやクライマーではないと訂正までしていた)。
しかし錫杖に登ってやっと一人前になったというか、自分もようやくクライマーという人種の端くれになれたのではないかと思う様になった。
それは、登攀力の問題ではなく、価値感や技術・スタイル・喜びなどが少し解ってきた、ということからである。
しかし目標としていた錫杖岳に登ってしまい、さいきんは特にこれといってなにもやる気がおこらず、何だか空しい毎日だ。
ところでSさんいわく
「Mクラック」というワードでグーグル検索をかけると、このブログのMクラックのエントリーがトップにでてくると言わはるので、それは本当かと検索してみると果たして一番上に出てくる。(そのため、このブログの存在がバレてしまった。)
このエントリーの時期はSさんがMクラックというクライミングルートに何度も通っていて、それでSさんが今回も結局登れなかった、という内容のエントリーで、これがトップに出てくるなんて、世の中に「Mクラック」について興味を持つ人がいかに少ないかということである(当たり前か。)
Sさんが「これは不名誉だから、ちゃんと登れたことも書いておいてください」
とおっしゃるが、これは確かに。
金比羅に行った人がふと思うところあって「Mクラック」と検索したらその都度Sさんが登れなかったという話が出てくるわけで、これは不名誉である。
そこで、Sさんはその後Mクラックにちゃんと登れましたということを、ここに報告しておく。
(ただしこの報告が検索をかけた時トップに来るという保証はないですが)
ちなみに現在のSさんはというと、千石岩という岩場に何度も通って「バフフェイス」というルートを登ることに情熱を燃やしている。(上の写真がバフフェイスだが、登っているのはKMさんであってSさんではない。)
それで、おとといはSさんが「今日はバフフェイスついに登れそう」と言わはるので、一緒に千石岩へ行ったが、Sさんはけっきょくまた登れなかった。
バフフェイスを登るSさんの勇姿を写真に収めようと、三脚まで用意したのにけっきょく写真を一枚も撮れなかった。
(上の写真は以前に撮ったバフフェイスを登るKさんであってSさんではない。)
つぎは登れるとよいが。
(写真はバフフェイスを登るAさんであって、Sさんではない。)