写真と動画でつづる山と山以外

山に登ったり、登らなかったりします!

じん帯よかった。

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せんじつクライミングジムでトレーニングをしていたところ
右手薬指に大きく力をかけてしまい、薬指につながる腕の筋がつったように痛くなった。
それで、薬指に力がかけられなくなってしまい、その日は戦意喪失して帰る。

翌日も回復の気配なく、そういえばジムで仲良くしているM君が以前、薬指が痛くなったと言ったときはじん帯が伸びたのだと言って、それからみ月は見かけなくなったことを思い出した。

聞くところによると、じん帯というものは痛めると治る見込みのないらしく、伸びれは伸びたままで戻らぬものらしい。
また、切れてしまったりしたらもう、手術でもして繋げぬ限りそのまま切れたままでいるものだそうだ。

僕はそれを思うと急に恐ろしくなり、仕事帰りに近所の外科へ立ち寄って見てもらった。
すると幸いにも「これは別にじん帯の伸びたわけではない」と言われてホッとする。
先生の言うには「君、じん帯が伸びるというのは、関節に対しておこる症状なのだ。君の痛いとする腕の部分に間接があるかね?つまりじん帯が伸びているということは有り得ないのだ。」ということであった。

先生曰く、腕には筋肉と筋があるが、手首の部分は筋肉が無く、筋だけなのだそうだ。(確かに、筋肉を鍛えても手首は太くなるというようなことが無いように思う)
そして、筋肉と筋という異なった素材をつなげる接着剤のような部分というのは、どうしても構造的にもろいものになる。今回はそれが損傷しているだけだろう、ということであった。

「君、何をしていてこうなったのかね」と尋ねられたので「クライミングをしておりました。」と答えると先生は
「いい趣味だなあ」としきりに何度もそう言った。
岩登りというと、たいてい常識ある成人は「そんな危険なことを」という顔をするものだが
このジーンズを履いた先生はむしろ大いにやりなさいといったふうであった。
医者というのはやはり運動することに対して肯定的なのか。

「きみ、一週間はおとなしくしていなさい。その間は別の筋肉を鍛えておいて、一週間経ったら逆に少しづつそこを使って運動しなければいけないよ。何故ってそこの筋肉を使ってやらないと筋肉が大いに弱ってしまうからだ。」
ということであったので、案外早く練習が再開出来そうでホッとするやら有難いやらである。

そこで「先生、これを食べておけば回復が早まるというものは何かありますか」と尋ねると
「そんなものはないよ。薬も出すものはない。君、帰りたまえ。」と言われた。



写真は、関係ないけど梅宮辰夫。