写真と動画でつづる山と山以外

山に登ったり、登らなかったりします!

機械式カメラを買った

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ライミングジムでは基本的に一人で練習していますが
たまに山岳会のMさんが来ていて、教えてもらっています。

このあいだもMさんがいたのでクライミングを教わったのですが、Mさんが雪山へ行くというので
Mさん、僕も行ってよいですか?と聞くと良いですよ、とのこと。
年末はついに冬のアルプスへ行くことになりました。

厳冬期のアルプスは気温-15℃の世界。
そこでは全てのバッテリーが動作しなくなると言います。
Mさんに、カメラのことを聞くと
「一番良いのは【写ルンです】を使うことですね。バッテリーが要らない、軽い、無くしても惜しくない」

とのことでしたが、さすがに【写ルンです】では味気なさすぎる。
何かもっと良いものは無いかと思っていると
そういえば以前Uさんが、「完全機械式のカメラを持っていくしかないね。」
というようなことをおっしゃっていたことを思い出しました。

とはいえ、機械式カメラお高いんでしょう~?
てなことを考えながらYAHOOオークションを見てみたら


なんと1200円で落札出来てしまいました。安い!
CanonのFT-bという機種で
なんでも40年前のカメラだそうですが、まったく正常に動きます。(フィルムカウンターが動かないのと、0.5秒シャッターと1秒シャッターの動きが怪しいですが)

昔のカメラの頑丈さには感心してしまいます。
シャッタースピードもバネ式で調整できるし、セルフタイマーもちゃんとゼンマイ式で動作します。
全部金属で出来ていて、今のデジカメは電装部分が壊れたら修理できないけど、こういったカメラはずっと使えるのだそう。(しかしフィルムが先に無くなるかも…)

まるで工芸品のようで、クラシックのカメラマニヤというのは今まで理解できなかったけど
気持ちが解る気がしてしまいました。
操作は当然すべてフルマニュアルなので心配したのですが、想像以上に使いやすく、その点も感動しました。

現在のフルオートを前提としたファインダーと比べものすごく見やすく、マニュアルのピント合わせもまったく違和感ありません。

ほんと、たいしたものです。
これで1200円はお買い得でした。