写真と動画でつづる山と山以外

山に登ったり、登らなかったりします!

扇沢から裏銀座と読売新道9 奥黒部ヒュッテから黒部湖、黒部ダムを経て扇沢

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翌日、朝3時に起床。
朝食を済ませて急いでテントを畳みました。

それというのも、奥黒部ヒュッテから黒部湖まで二時間、黒部湖に着くと向こう岸まで渡し舟が出ているのですが、これが朝6時過ぎに出るものを逃すと次は二時間後なので、すくなくとも四時過ぎには出発しなければならなかったのでした。

暗い中、黒部川沿いの道を歩いていくのですが、これがなかなかしんどい。
梯子を上ったり下りたりさせられる道でした。
多分元気な時に歩いたらどうということはないのだろうけど、昨日の今日でとても体が疲れていたので大変こたえました。
疲れていたのですごくゆっくり進んでいたのですが、このままでは間に合わないのでは?と思ってペースアップしていくと、前方に団体さんがいて、僕が追いつくと道を譲ってくれました。
「渡し舟に乗るんですよね?」と訪ねるとそうだ、とおっしゃるので、これはどうやら安心らしいぞと思いました。

二時間過ぎたころに、ほぼコースタイムとうりで舟の渡し場へ到着。
渡し場ではガッシリした体格の男性が一人立っていて
「途中、後ろに団体がいませんでしたか?」と訪ねてきましたので
「たしかに、団体をひとつ抜かしてきました」と答えると
もしも渡し舟に団体が間に合わなければ、団体が到着するまで少しの間待ってはもらえまいか
ということを言われたので、もちろん構いませんよ。と答えました。

男性は、後ろにいた団体のリーダーの様でした。
「あの団体の中にはT市の市長がいるのですよ」
と言ったので僕は驚いて
「え、ほんとうですか?失礼ですがどういった団体なのですか」
と尋ねますと、T市役所の山岳会ご一行なのだそうです。
僕は昨日のあの厳しい道のことを思い
「それにしても、とても市長ともあろうお方が歩くようなコースではありませんね」
と言うと男性は、うーんと頷いて苦い顔をしました。

T市役所の団体は、けっきょく船が到着する直前に無事到着しました。

渡し舟に乗船して、黒部湖の向こう岸へ渡してもらい、そこからまた三時間ほど歩いて黒部ダムに到着。
黒部ダムはすごい迫力で、下を見ると足がすくみました。
カメラのバッテリーが切れたことがとてもくやまれました。

そこからトロリーバスに乗って扇沢に到着。
食堂でご飯を食べて生ビールを飲んで
無事京都へ帰ったのでした。


今回はちょっと欲張りすぎましたが、アルプスは本当に素晴らしかった!

それに自分はここまで歩けるんだな、という自信がついた山行でした。

さて来年の夏は、黒部ダムの上の五色ヶ原から薬師岳をたどるコースを歩いてみたいですね。


夏も終わって秋山、そして雪山の季節がやってきます。