写真と動画でつづる山と山以外

山に登ったり、登らなかったりします!

扇沢から裏銀座と読売新道1 扇沢から針ノ木峠を経て蓮華岳

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2007年夏、北アルプスの白馬岳(しろうまだけ)から後立山連峰(うしろたてやまれんぽう)を縦走して爺ヶ岳(じいがたけ)まで行ったことがありました。
その時、爺ヶ岳から見える針ノ木岳(はりのきだけ)をみて「あそこまで行きたかったなあ」と思いながら日程の関係で仕方なく下山をしました。

そんなことがあっての、先月ガチャピン氏と爺ヶ岳から針ノ木岳までの縦走だったのです。

そして、針ノ木まで縦走していくと、今度はその先の蓮華岳(れんげだけ)が気になってしまいました。
そこで、今回お盆の連休は、その蓮華岳からつなげて縦走してゆこうじゃないか、という気持ちになりました。
地図を見てみると、行ってみたいルートはどうしても4日はかかってしまう計算になりました。

ところがお盆休みはたったの3日しかなかったので、社長が機嫌の良いときに休暇を取る話をもちかけてみると、快く休暇をとらせてもらえました。
年齢の高い人の多くがそうであるように、社長は僕の山登りの趣味を、好ましいものと取っているようで、山登りという趣味のジジ臭さがこんな時には逆に役に立つのでした。

今回のルートは、扇沢(おうぎさわ)から前回下山した針ノ木大雪渓を通って針ノ木峠まで登り、そこから蓮華岳に登ってスタートしていくというもの。
蓮華岳から南へ縦走してゆき、裏銀座(うらぎんざ)ルートをたどって水晶岳(すいしょうだけ)へ。
そこからVの字に切り替えして読売新道(よみうりしんどう)を北上、黒部ダムまで行ってそこからトロリーバスに乗って扇沢へ戻ってくるという、大きな楕円を描く縦走ルートです。

まずは夜行バスで扇沢へ。
そこから、先月下ったばかりの針ノ木大雪渓を登って針ノ木峠へ。
天気はまたまた雨。今年の夏はほんとうに雨が多かったですね。
来年はそうじゃないといいですけれど。
針ノ木峠の小屋でカップヌードルを食べていると、他の登山者に「どこまで行くんですか」と声をかけられたので「船窪岳(ふなくぼだけ)まで」と答えました。

するとその人は自分も船窪岳まで行くことを考えていたけど、天候も悪いのでどうするか迷っているということでした。
たしかに天気が悪く視界はほとんどありませんでした。
どうせ船窪までいっても何も見えませんから、日程に余裕があるならこのまま針ノ木小屋でテントを張ってしまっても良いのですが、とにかく僕は休みも少ないので
「僕は今日のうちに船窪まで歩けないようなら、先に行けなくなりますから」と言うと

その人は「そうだよね、船窪まで歩けないならこの先無理だよね」
と、少し違ったニュアンスで捕らえてしまったらしく、何か決心がついたのか先に船窪岳へ向けて行ってしまいました。

僕は自分の日程の話をしただけなんだけどなあ。

僕もカップヌードルを食べてから蓮華岳への道を登っていきました。

蓮華岳の山頂は、ガスのため視界ゼロ。何も見えませんでした。